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女性は絶対に受けよう!人間ドックの「子宮頚がん検診」

子宮がんは乳がんと同様に、女性特有の病気です。
子宮がんには2種類あり、子宮頸部にできるがんと、体部にできるがん、に分けられます。

この2つのうち、子宮がんの大半は頸がんと言われています。
女性が人間ドックを受けるときには、必ず検査を受けておきたい項目です。

 

頸がんの検診

子宮がんでは、内診で生殖器の内部を検査します。内診は苦手な人が多いですが、子宮頸がんは定期的な検診を受ければ防げる病気と言われています。

具体的には、綿棒で頸部の表面の細胞を擦り取り、顕微鏡で観察します。
検診では、前がん病変を発見することも可能です。

頸がんは子宮の入り口付近に生じるがんで、HPV(ヒトパピローマウィルス)への感染が主原因とされています。つまり、性交経験者であれば誰でも感染するリスクがあります。

受けるタイミングとしては、初めての性交から5年が経過したら何歳であっても、受けておいた方が良いです。

頸がんが怖いのは、初期段階ではほとんど自覚症状があらわれないところです。体がんは初期症状で不正出血があらわれて発見されるケースが90%以上です。

頸がんは本人の命だけではなく、妊娠や出産の可能性を奪ってしまうこともある、影響の大きい病気です。

若い人でも検診のメリットが大きい

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女性のがんで最も多いのが子宮がんです。
頸がんは、性交をした経験がある女性ならば、すべての人にリスクがあります。体がんの方は50歳代が罹患のピークで、それぞれ検査項目が異なります。

20〜30歳代の女性で人間ドックを受けるならば、頸がんの検査を受けておくと良いです。

体がんは40代以上になって、なおかつハイリスク群と判断されたら合わせて受けておくと安心です。

人間ドックを受けるときの注意点

頸がんの細胞診は、生理日だと行えません。なので、人間ドックの予約を入れるときには、検診の日が生理の日とかぶらないように注意が必要です。

また、女性特有の人間ドックの項目では、妊娠中もしくは妊娠の可能性がある場合には、検査できないことがあります。予約のときに忘れずに伝えておきましょう。

消化器の検査のような食事や飲み物の制限はありませんが、検査前は暴飲暴食、過度の飲酒、喫煙、などは避けて、早めに寝るようにしましょう。

現在、不正出血やおりものに異常がある場合には、問診票を書くときに合わせて記入しておきましょう。ちなみに、医療機関によっては問診票があらかじめ自宅に送られてくることもあります。

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