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受けたほうがいい?人間ドックの「ピロリ菌検査」

胃癌の原因の一つと言われているピロリ菌。検査をすればすぐに確認出来ます。
人間ドックで体のチェックをする際、同時に受けておくと便利です。

 

ピロリ菌は乳幼児期に感染する。

大人の胃袋には強力な胃酸などの消化液があり、外からの菌が内部で繁殖しないよう働く事で色々な病気の感染を防いでくれます。しかし、乳幼児期ではまだ消化器官が未熟なためピロリ菌に感染しやすいと言われています。

感染源は井戸水や食事内容など。
ピロリ菌の感染経路は限られています。

現在では水道からの感染はありませんが、昔の水道設備が整備されていない時期に井戸水などを飲料水として使っていた場合は感染の可能性があります。

その他の可能性として赤ちゃんの時に祖父母に世話をしてもらっていた事がある場合などで食べ物を口移しにした事がある場合が考えられます。

祖父母の時代には水道設備が不十分で井戸水を使っていた場合も多く、体内にいたピロリ菌を唾液や口にしたものと一緒に赤ちゃんもしくは幼児に食べさせる事で感染します。

人間ドックでの検査方法

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人間ドックでは消化器官の内視鏡検査を行う場合があり、この時点で胃に慢性胃炎、胃や十二指腸に潰瘍が見つかればピロリ菌除菌が保険適用となります。

判定するには色々な種類があります。

まず尿素呼気検査があります。
検査前に尿素を含んだ検査液を飲みます。ピロリ菌は胃の中で胃酸から身を守る為尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解し、アンモニアを体に付けて胃の内部で生活する為、この習性を利用します。

呼気から二酸化炭素を排出する事で陽性か陰性かの判定の方法として使われています。
その場で判定出来また体の負担が少ないメリットがあります。
また、血液からも判定が可能です。

胃癌の原因

ピロリ菌がいると胃の内部をあらし、潰瘍や胃炎を引き起こします。そのままにしていると胃癌のリスクを引き上げます。既に胃癌の原因の一つである事はノーベル賞を取ったマーシャル博士が証明しています。

除菌する事で少しでもリスクが下がり日々の生活でも不調が減らす事もできます。

人間ドックは短期間で体内での病気の有無を見つける場所なので、わざわざ医療機関へ出向くのは気が引けると感じている人には最も気軽に検査できる場所でもあり健康維持に必要な検査をする場所でもあります。

また、人間ドックの結果を聞く段階で陽性の結果が出たとしても除菌に関する情報を得る事が出来ます。現在は除菌も決められた薬を飲むだけの簡単なものです。

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