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人間ドックの大腸検査【検査内容とポリープについて】

人間ドックでは、様々な検査を1日或いは1泊2日で行います。
その中には内視鏡による大腸の検査も含まれており、当然ながらある程度の大きさのポリープであれば発見できます。

しかしながら、あくまでも全身の状況を把握する為の検査であり、基本項目に入っていますが、大腸だけを入念に検査するわけではありませんので、大きさ、数、状態によっては発見できない場合もあります。

医師の技術力も重要

特に最近の人間ドックではCTによる大腸検査も行われていますが、この検査の場合は内壁の形がある程度分かるという程度で、実際の診断は医師の技術力もかなり関わってきます。

その為、人間ドックで発見できるポリープはある程度の大きさ以上のものであることを認識しておいた方が良いでしょう。

人間ドックの検査で発見されなかったとしても、ポリープがある可能性が0になったわけではないのです。

特に消化器官は常に外から食物が入り、栄養を体内に吸収し、排泄物を外に出すという常に外から来るものの処理をしている部分だけに、傷がついたり、働きすぎたり、逆に動いていない部分があれば、年齢によってはポリープがあってもおかしくありません。

言い換えると、少しのポリープで大きさもそれほど大きくなければ、年齢によっては問題なしとみることもあるのです。

医師としっかりと相談することが最も重要

人間ドックによって、ポリープが発見できるようであれば、当然処置出来るものは治療することは、早期発見早期治療という病気の対処の原則に則っていますが、人間ドックで発見されなかったとしても、自覚症状があったり、気になるようであれば、再検査や更に精密な検査を行う事によって、見えにくい場所や小さいものまでないかどうかをしっかりと確認する必要があります。

精密検査でも見つからないようであれば、他の原因も考慮に入れながらも、実際に問題になるほどのものはなかったと断定できますし、自身の安心感に繋がります。

大切なのは、人間ドックで発見できるかどうかではなく、自覚症状や問診による所見等で、それに関係する項目がどういう状態なのかを医師としっかりと相談することで、確認することです。

検査結果をもとに日常生活を改善しよう

消化器官は常に変化を求められる器官でもあるので、今回発見できなかったとしても半年後までに何らかの問題があれば、次の人間ドックで発見されることもあるのです。

それまでに、日常生活をどのように改善してきたかが一番重要であって、検査結果は単に今までの状態を確認し、これからどのように生活していくかの指針にするものだと捉える方が良いでしょう。

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