人間ドックに関する情報をお届けします!

人間ドックと健康診断の違い

人間ドックも健康診断も、身体の状態を知るための検査という点では変わりません。
簡単に言うと、健康診断は人間ドックという大きな括りの中に含まれたものです。

ここでは、具体的に何が違うのかを詳しく見ていきます。

健康診断でわかること

健康診断で主にわかるのは、生活習慣病の有無です
一般健診には胸部レントゲン検査以外には、がん健診に役立つ項目は欠如しています。

法律で必要な検査項目が定められていて、その項目数が少ないのが特徴です。
1年に1回以上受けることに決まっていて、職場や自治体で定期健診が行われています。

血液検査、身体検査、胸部X線、かん機能検査、糖尿検査、などがメインで、検査内容は簡単です。
結果も「〜のリスクが高い」「〜の疑いがある」など簡単にしか教えてもらえません。

人間ドックはもっと精密

人間ドックの具体的な定義はありませんが、健康診断を内包しており、検査項目が多いというのが特徴です

法的な義務はなく、受けるのは個人の判断に委ねられています。

一般健診は保険が適用されますが、人間ドックはさらに生活の向上を目指す目的としてとらえられるため、保険適用外になってしまいます。
そのため、検査費用は高額です。

そのぶん検査内容は充実しており、健康診断をさらに精密にした「基礎ドック」では生活習慣病に関わる項目を詳しく調べることができます。

さらに「専門ドック」と言って、脳ドック、心臓ドック、乳がん健診、などの死亡リスクが高い病気の有無をカバーする検査も扱われています。
脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、がん細胞の有無など、死亡リスクが高い病変を確認することができます。

また、女性特有の疾患である子宮や卵巣の病気の有無を調べることも可能です。

人間ドックは費用が高い

一般健診などは会社が加入する健保組合で受診すれば、無料か1万円程度で受けることができます。
費用の負担が少なく、誰でも気軽に受けられるのが特徴です。

一方、人間ドックは安い検査でも2〜5万円はします。
さらにCTやMRIなどの専門的な検査機器を使う検査を受けると、10万円を軽く超えますし、中には100万円を超える検査も存在します。

保険が使えないので高額になるのが特徴です

一般的には、35歳を超えたら個人で人間ドックを受けるようにしたほうが良いとされています。
この時期にはそれまでにはなかった体の不調が出てくることが多いからです。

早期発見が一番の目的ですから、上手に利用しましょう。

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