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人間ドック受診について【生理中は受診を控えた方が良い理由】

人間ドックを予約する際に、女性であればある程度ご自身の生理周期を考慮した上で、受診日をきめられると思います。が、計算があわず、また想定外にきてしまい、受診日を迎える方もいるでしょう。

人間ドックは、生理中でも受診することは可能です。ただ、一部検査項目が正確にでない、問題ありとでてしまう可能性が高いです。

生理中の尿検査や検便

その一つは、尿検査です。人間ドックの一連の検査に必ず尿検査があります。

生理がほとんど終わりかけであれば大丈夫かもしれませんが、尿をコップにとる際に血液が混じってしまいます。混じってしまいますと視覚的にも、あきらかに血液が混じっているということがわかります。

検査の際に、血液が混じっていても特に影響がない検査項目もありますが、赤血球の数値にかかわるところなどは異常値としてでてしまいます。異常値がでることで、実際に問題があるのか、問題がないのかの判断をすることができません。

よって、後日送付されてくる検査結果に、再検査項目として記載されてしまうでしょう。

また、大腸がんの検査で大便をとりますが、便に経血が混じってしまった場合、検査の精度が落ちてしまうことがありますので、検査を控えたほうがよさそうです。

再検査を求められることも

個人で人間ドックを受診された方であれば、問題ないとは思いますが、企業で受診される方の場合、会社に対して検査結果を提出する義務がありますので、再検査項目がある場合、再検査を受けるよう会社から要請があると思います。

会社によってはそこまで厳しくない会社もあるかもしれませんが、通常会社や健康保険組合から人間ドックの補助が出ていることもあり、また企業で働くための決められた基準として、再検査を求められるでしょう。

よって、生理中に人間ドックを受けることも可能ではありますが、正確な数値を出してもらうためにも、受診日を変更したほうがよいかもしれません。

また、会社への提出がないとしても、また個人の方であってもやはり正確な数値を知らなければ、生理が理由ではなく本当に異常があった場合に、異常を知ることが遅くなってしまいますので日にちをずらすことをおすすめいたします。

生理中は子宮頸がん検診を受けられない

また、生理中の場合、通常子宮頸がん検診を受けることができません。

受けたとしても、細胞採取の際に血液が混じってしまうこと精度が落ちてしまうことがありますので、医療機関によっては受診不可としている病院が多いようです。

経血の量によって検査可能としている病院もあります。

また、検査できない項目のみ後日別の日に検査をすることができる病院もありますので、受診される病院に確認するとよいでしょう。

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