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人間ドックのエコー検査【腹部・頭部エコーで何がわかるの?】

人間ドックは病気の早期発見ができるもので、普段は簡単に見ることができない部分を調べることができます。

病気になったときに痛みや体調が悪くなるなどしてシグナルを出してくれる場合もあれば、肝臓のようにかなり悪化してからではないと体に症状があらわれない臓器もあります。

エコー検査では超音波をあてることで、色んな病気の早期発見に繋がります。

腹部エコー検査で分かる病気の種類

人間ドックの腹部のエコー検査では主に肝臓や胆のう、脾臓や膵臓そして腎臓、大動脈などを見ていきます。

肝臓では脂肪肝を発見されることが多く、肝のう胞や肝臓がんを発見できることがあります。胆のうポリープやがん、すい臓がんや腎臓がんなども見つけられる場合があります。胸部大動脈瘤は発見が遅れると危険で、5cm以上は精密検査が必要になってきます。

これらの臓器は重なり合っている部分があったり、背中に近い方にあったりする臓器もあるため、縦割りだけで検査をしてしまうと十分に見えない部分が出てきてしまいます。このため、横割りでも調べてもらった方がより正確な検査が行えます。

縦割りが一般的な調べ方のため、病院によっては一方しか調べないこともあるので検査前に横割りもみてもらえるか聞いた方が良いです。

調べる臓器の多くが右よりに集中しているため、左側に比べて右側を長く調べます。病気がなくても右側の方が通常長くなるため、調べる時間に差があってもあまり心配する必要はなく、検査の結果を待ちましょう。

頸部エコー検査で動脈硬化を調べる

頸部エコー検査が人間ドックに含まれている場合、動脈硬化が進んでいるか調べることができます。

ここで動脈硬化が進んでいると判断されると、全身の血管も同様だと考えたほうが良いです。

縦割りだけでなく横割りも調べてもらい、さらに血流スピードも調べてもらうことで、より血管の状態を知ることが可能になります。

エコー検査で調べることができない場合も

数多くの病気を早期発見できる検査方法ですが、超音波は脂肪に跳ね返されてしまうため、肝心な部分に脂肪の蓄積が多い人は調べることができない場合があります。

肥満であったり、脂肪肝があるとその裏側の臓器が判断できない場合があります。

このため、人間ドックで受けるほかの検査結果も総合して判断が行われることになります。特にがんなどは血液検査などの結果も重要になってきます。

再検査や精密検査の通知が来たら、早めに受けるべきです。

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