人間ドックに関する情報をお届けします!

人間ドックはどのくらいの頻度で行けば良いのか

人間ドックは、健康という基準を満たしているかどうか、そして疾病が潜んでいないかどうかを診る検査群です。
つまり、比較的健康な人が多い二十代では1年に1回或いは2〜3年に1回も行けば充分でしょう。

どのくらいの頻度

どのくらいの頻度で行けば良いのかは、その人の性別や年齢によって変化するのです。
つまり30歳を過ぎてくると、代謝が低下し始め、ホルモンの分泌も人によっては低下し始めます。

当然二十代で運動を全くしていなかった人などは、三十代になった途端に様々な病気が出てくる可能性がありますので、三十代になったら先ずは1年〜2年に1回は人間ドックを受診されることをお勧めします

但し、三十代になったと言っても、二十代でしっかりと運動していたり栄養管理などをしている人であれば、それほどの頻度で受診する必要はありません。

男性と女性

特に男性の場合は、女性と異なり月経などの周期的な変動が少ない為、運動量と年齢、栄養管理などを目安にするとこの様になります。
女性の場合は元々月経の調子によって冷え性を持っていたり、月経不順があったりする方も多く見られますので、自覚的には健康であったとしても、二十代後半からは1年に一度くらいは人間ドックを受診されておく方が良いかも知れません。

これもあくまでも一般的な話しであって、女性もこの前提の上に、運動量や栄養管理状態、仕事、年齢などによって考慮する必要があります

四十代以降

このようにみていくと、人間ドックの受診頻度は、個人差がかなり出るものですが、基本的には二十代はそれほど必要がなく、三十代から数年に一度は受けておくのが一般的です。
しかし、四十代以降は話しが変わってきます。

二十代は未だ代謝が衰えず、身体の成長は止まったとしても、維持できている状態です。
三十代では様々な機能が低下し始めますが、未だ二十代の余力が残っている時期でもあります。
これが四十代になると、確実にホルモンの分泌低下、代謝の低下、運動不足の蓄積などが加わってきて確実に衰えが現れ、維持できている人の数は圧倒的に少なくなりますので、最低限1年に1回は人間ドックを受診しておいた方が良いでしょう

この時期から脳梗塞や若年性痴呆等も散見されるようになりますが、人間ドックを受診して早期発見できると改善も早く、もし何も見つからなくても、数値によっては食事指導や運動指導等を受ける事ができます。

備えあれば憂いなしという言葉があるように、あまり多い頻度は心配の種になりますが、受けられる時に受けておくことは間違えではないのです。

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