人間ドックで異常が発見されやすい人っている?
体を徹底的に調べる人間ドックは、普段から健康診断を行い、見付けられなかった病気が、検査によって発見されることがあります。疲れを感じることがあっても、日常生活に支障がなければ、健康体と判断して過ごしがちです。
健康診断で問題がない人は、特に健康だと思い込みがちですが、見付けにくい病気が隠れたり、病巣が発見出来ず、見逃されてしまう恐れには注意が必要です。
高性能な医療機器でも、皮下脂肪や内臓脂肪が厚いと、診断時に病巣が見逃される確率は増えるので、定期的に人間ドックの徹底的な検査を受けることが必要となります。
皮下脂肪が厚めな人は隠れた異常に注意です
運動不足で太り気味、このような人は病巣が隠れやすく、皮膚の下に病気が眠っていることがあります。自覚症状が薄い病気は、症状が進行してから本性を現すので、早めに発見出来るか否かが肝心です。
数ある医療機器の中でも、皮膚の上から体内を調べる種類の診断は、人間ドック以外における診断の正確性が低下するといえます。
皮下脂肪に心当たりがある場合は、通常の健康診断結果だけで安心はせず、人間ドックの結果を踏まえて、総合的に健康状態を知ることがポイントです。
内臓脂肪が多めも慎重な人間ドックが不可欠です
同じ脂肪で、内臓にくっ付いている内臓脂肪もまた、病巣の早期発見を遅らせる可能性があります。運動不足から始まり、暴飲暴食を経て、不規則な生活習慣を行っている人は、内臓脂肪の下に病気が隠れている確率が高めです。
健康診断を受けないのは論外ですが、定期的に受けているとしても、その結果を鵜呑みにしたり、結果を見て安心し切らないことが重要です。
人間ドックでは普段隠れた病巣が見付かります
最新の医療技術が反映される人間ドックは、高精度で最先端な医療機器に加え、高度な人の技術が加わるので、小さな病巣も見付けることが出来ます。
勿論、100%発見出来るとは限りませんが、少なくても一般的な健康診断に比べれば、高確率で病巣が見付かりやすくなります。
健康診断で安心していても、人間ドックで次々に罹患が分かれば、安心の気持ちは一転して、天国から地獄へと真っ逆さまに落ちるでしょう。
現状を客観的に知ったり、病気に対し常に危機感を持つ意味でも、健康診断は参考程度に捉え、本格的な精密検査を受けたり、隠れた病巣を徹底的に探し出すことがおすすめです。
血液や体重の変化等、数値が出る項目は異常が現れやすいですが、レントゲンを始めとした視覚的な診断は、度々異常が見逃されやすいので、注意の心構えを持つことが大切です。