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人間ドックでより精密な検査を!

精密検査というと、まるで電子機器の部品を一つ一つ調べるような感じがします。
人間ドックはまさに人間の精密検査で、これを受けておくだけで病気の初期症状を発見できる確率が高まります。

ここでは、健康診断と人間ドックの比較、十分な検査を受ける方法、精密検査の重要さを紹介します。

健康診断だけでは不十分

健康診断は、血液検査・血圧検査など基本事項しか調べることができません
もう少し詳しく調べる場合もありますが、それでもまだ日本人の三大疾患と呼ばれているがん・脳卒中・心筋梗塞を種のうちに摘み取ってしまえるような内容ではありません。

学校や会社は生活習慣病リスクの検査は行いますが、命に関わるがんを発見するには不十分です。

自分にあった検査を選ぶ

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人間ドックの特徴は、自分で検査内容を組み立てられるところです。
健康診断は決められた内容の検査を大人数が一度に行います。そのため、精度が低くなりがちです。実は小さながんがあったという場合でも、かなり進行しないと見つけられないケースがほとんどです。

自分にあった人間ドックを選ぶためには、年齢や性別に合わせて検査をチョイスすることが大切です。例えば、30代なら消化器系、40代なら定期的な検査、50代になったら三大疾患の検査を、60代になったら1年に1度は精密検査を中心に受けるのが望ましいです。

女性なら子宮頸がん、男性なら前立腺がんなど、性別に特有の検査も受けておいたほうがいいでしょう。がん家系の人は特にがんのリスクが通常の人よりも高いので、同じ年代の人が受けなくてもがん検査を積極的に受けておいたほうがいいです。

CTやMRI

精密検査には、例えば各種の臓器のがんを発見できるCTやMRIなどがあります
かなり小さながんも発見できるのがPET検査で、これはお金がかかりますが、簡単な治療で完治できるほど小さながんを発見できる可能性が高くなる検査です。

胃がんや大腸がんのリスクを減らすには、胃内視鏡検査がおすすめです。食道、胃、十二指腸、の腫瘍やがんを発見することができます。

高齢者に多い肺炎を調べるにはX線検査があります
これは肺がんを発見するのにも役立ちます。

一般的な人間ドックの費用は3〜5万円ですが、精密に調べるプランだと8万円〜が相場です。詳しく調べるために検査の項目を増やすほどお金がかかります。
お金がもったいないと感じるかもしれませんが、より詳しく調べておいたほうが病気のリスクを減らせるのは確かです。

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