人間ドックに関する情報をお届けします!

人間ドックには年齢制限はあるのか?

人間ドックは20歳以上が対象になっています。 下は成人以上が対象ですが、上の年齢制限はありません。

年齢制限がないということは、何歳になっても健康維持のために役立てられるということです。

人間ドックは20歳以上対象

人間ドックを受けることができるのは、20歳以上です。 未成年は対象になっていません。

一方、上限年齢は決められていません。 20歳以上であれば、90歳でも100歳でも受けることは可能です。

ただし、高齢になるとかえって検査結果を知って、そのショックでダメージを受けてしまう可能性が高いですし、検査自体で体力が奪われてしまうことも考慮すると、健康つくりのために人間ドックが役立てられるのは70歳くらいまででしょう

年齢別の疾患リスク

年齢によって、注意しなければならない疾患は変わっていきます。

30代では、それまでに比べて代謝が落ちてきて、生活習慣病のリスクが高くなります。 30代はまだ若いですが、喫煙者、肥満、がん家系、など不安要素がある人は、30代に入ったら人間ドックを年に1回受けるようにしたほうが良いです。

30代で特に調べておきたいのは、空腹時血糖、血中脂質、消化器、γ-GTPなどです。

40代では30代のときよりも、あらゆる病気のリスクが高くなります。 40代に入ったら、30代に受けていた基礎健診に加えて、腹部中心に超音波検査を受けたり、便潜血検査で大腸がんもチェックしておいたほうが良いです。

50代では脳卒中や心筋梗塞にも注意する必要が出てきます。 この年代になると少しずつ動脈硬化が始まります。 わずかな異常を見逃さないためには、ホルター型心電図検査や負荷心電図検査などの心臓に関する検査も受けておきたいところです。

60代になったら、受診頻度を高くして全身を調べるようにしましょう。 お金に余裕があれば、MRI(核磁気共鳴画像法)検査、PET(陽電子放出断層撮影)検査、腫瘍マーカー(PSA)なども受けておくと安心です。

人間ドックは早期発見が目的

上の年齢制限はありませんから、年齢が高くなったら次第に受ける検査を増やしていきましょう。

30代では基礎健診だけでも良いですが、40代では胸部や腹部の検査、50代では心臓や脳の検査、そして60代になったら全身を調べるのが理想です。

人間ドックを受けて悪い結果を知るのが怖いという声も多いですが、早期発見することで病気の進行を食い止めたり、安心して生活できるようになります。

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