人間ドックのドックトーク

人間ドックとは、自覚症状の有無に関係なく病院に行き、体の精密検査を受けることで普段は気が付かない病気や臓器の異常などをチェックし、健康状態を確認する健康診断の一種です。最近の健康ブームに伴い、利用する人が増えています。

とはいえ、どれくらい時間、お金がかかるのかは疑問に思うものです。
日数や費用の疑問は事前に解決しておきましょう。

 

人間ドックの基本情報

人間ドックと一口に言っても、どんな検査を行うか、費用がどれほどかかるかは病院やコースによって違います。

大まかに分けると、健康診断をより精密にしたような、生活習慣病に関わる検査が中心となる基礎ドックと、がんドックや脳ドックなど、死亡リスクが高いものを積極的にカバーする検査を行う専門ドックがあります。

また、検査にかかる時間も病院によって様々です。
徹底的に調べたい人の為に１週間ほどのコースを設定している病院や、忙しくて休みが取れない人の為に、半日で検査が受けられるコースを用意している病院もあります。

年齢や現在の健康状態などから、検査を受ける人が自分でコースを選びます。検査内容などに疑問がある場合は、予約を取る段階で聞いておくと安心です。

健康診断との違い

 

現在の健康状態を確認し、異常を早期発見すると言う目的は、人間ドックと健康診断共に同じです。健康診断は労働安全衛生法で一年に一度行うことが定められており、職場や自治体で定期的に受けることが出来ます。

対して人間ドックには法的な定義がなく、健康診断に比べるとより専門的で多種多様な検査を行うことになります。より精密な検査を受けたい人が任意で受けるため、健康保険の対象外になることが多いことを覚えておかなければなりません。

とはいえ、加入している健康保険によっては補助金や助成金が出ることもあります。

半日で受けられるコースも

人間ドックは、一日、あるいは二日かけて行うコースが一般的です。
この場合、二日連続で病院に行くわけではなく、病院が宿泊も手配してくれます。

しかし忙しくてスケジュールが調整できない、仕事の休みが取れないといった人のために、半日で検査を終えられるコースがある病院もあります。
半日コースは一日コースと比べると限られた時間の中で検査を行うためやや慌ただしさがありますが、大体その日の昼食の後には終了になるため、休みが取れない人には最適と言えます。

また一日以上のコースよりも費用が安く済むところも魅力の一つです。
半日コースを予約する際は、自身が希望する検査がコースに含まれているかどうか、それともオプションで追加料金が必要かどうかを事前にしっかりと確認する必要があります。

時間を気にするあまり健康に関する疑問を放っていないか、受けたい検査を受けそびれていないか、しっかり確認しましょう。