人間ドックのドックトーク

年齢問わずに健康志向の高まりによって体の異常がないかを調べる人間ドックを受けることが増えていますが、その人間ドックを受ける背景には日本人が発症する病気の種類に世界と比較して体の一部分だけの病気発症リスクが大きいことが挙げられます。

その一部分というのが大腸であり、大腸の病気というのはどの部分に比べても分かりにくい特徴があるためです。

 

大腸の病気が見逃されるのは

大腸は全身の健康にとって重要な部分であることが認知されているのにもかかわらず重くなるまで見逃れてしまうのは、大腸の病気には類似性が多いのと形状が関係しています。

大腸の病気の中で最も重い病気としてあるのが大腸がんですが、しかし大腸がんであるはずなのに見逃されるのは大腸がんの症状として便秘だったりまた痔のような症状を患うことです。

こういった症状が出た時には大腸がんだと疑わずに、そのときは便秘だったや肛門部分が腫れているからと認識されてしまいある程度進行した段階で気づいた時には手遅れだったということが多いのです。

見逃されるもう一つの要因が形状にある

 

大腸の病気が多くなっていることは昔からあり、その時にも人間ドックで大腸を調べる物があるのにもかかわらず病気を見逃されることが多かったのはその形状にあります。

大腸という臓器は全身の臓器の中でも特に太く長い形状を持っており、それが腹部に収まるように何層にも折りたたまれて収まっています。

その何層にも折りたたまれて収まっていることが問題であり、その形状ゆえに大腸の調べ方としては肛門から指を入れたりまたカメラを入れたりすることでしたが届く範囲は限られているため見つけられないことも多く、そして大腸CTでも過去は平面だけで見ることだけしかできずすべてを見切ることが出来ることができないことも余韻として多かったと言えます。

進化する人間ドックの大腸CT検査

先に言ったとおりに過去の平面だけで見ることだけしかできずすべてを見切ることが出来ることができない状態だったのですが、しかし発症リスクの増加と技術の革新は人間ドックの大腸CT検査を大幅に変えるきっかけとなります。

これまで見逃されることが多かったのはレントゲンの平面の断面しか見ることができずその奥にいる物を見つけられなかったことをなくすために、近年の最新技術には平面ではなく立体で見る３Ｄ技術で映せる大腸CT検査が実施されています。

この大腸CT検査が確立されたことによって、これまで見ることのできなかった部分にまで立体として表示できることで奥にいる病巣をはっきり認識できるようになったので病気の早期発見率が向上し治るようになったのです。