人間ドック受診機関について【病院とクリニックの違いとは】
人間ドックは40代を過ぎたら1年に一度の割合で受診するのが推奨されています。
専業主婦の人、個人事業主などのように健康診断を受診する機会が無い人だけではなく、会社で受診する健康診断を受けている人も同じです。
健康診断と人間ドックの違い
1年に一度健康診断を受けていても、健康診断で受ける検査と人間ドックの検査では検査項目などが異なります。
例えば、40歳を過ぎると胃のバリウム検査を受ける事になりますが、人間ドックの検査コースの中には胃カメラを利用した検査方法も用意されており、より正確な検査を可能にしているからなのです。
検査専用施設と一般の病院との違い
所で、人間ドックの検査と言うのは病院もしくはクリニックなどの検査施設の何れかで受診が可能になっていますが、クリニックの中には検査専用施設と呼ばれる施設が在ります。
病院と言うのは検査を行って、病気が見つかれば病院で治療を受ける事が出来ますが、検査専用のクリニックなどの施設になっている場合には、病気の治療を施設で受ける事が出来ないという違いが在ります。
尚、病院での検査とクリニックでの検査の違いというのは設備などの違いであり、クリニックが検査専門の施設になっている場合などでは、色々な検査を受診出来ると言うメリットが在ります。
検査施設だと受けやすいPET検査
例えば、ガンを検査する方法の一つとしてPET検査と呼ばれる方法が在ります。PET検査は小さなガン組織を発見する事が出来る検査機を使った検査方法で、特殊な検査薬を使ってガン細胞にマークを付けると言う特徴が在ります。
特殊な検査薬と言うのはブドウ糖に近い成分でもある「FDG」と呼ばれる検査薬で、ガン細胞組織と言うのは、正常細胞と比較すると、3~8倍のブドウ糖を取り込む性質が在り、これを利用する事で小さなガン細胞の早期発見に役立てる事が出来ると言われています。
病院の中にはPET検査機が導入されている施設も在りますが、検査専門の施設と比べるとPET検査を実施できる病院の数は少ないといった特徴も在ります。
尚、従来から行われているX線による検査、CTやMRなどの検査の場合は、造形によりガン細胞の発見を可能にしていますが、PET検査の場合は検査薬に集まるガン細胞を発見出来るなどの違いが在ります。
他にも、検査施設では病院では設備が無いため出来ない検査を可能にしているケースが在るため、より詳しい検査を受ける場合などにはクリニックなどの検査施設が良いと言われています。
また、人間ドックには基準となる検査以外にもオプション検査が在るため、気になる部分が在る場合には検査施設での人間ドックを受診した方が良い場合も在ります。