人間ドック前日にやっておきたいこと・避けた方が良いこと
“人間ドックは自覚症状が無い状況下で全身の検査を行い、早い段階で身体の不調を発見しようという目的で行う医療サービスです。
一般に健康保険が適用されませんので高額な費用が必要になります。
そのため折角の機会を無駄にしないために、人間ドックの前日に注意すべき点については把握しておく必要があると言えるでしょう。
ドック前日の夕食は早めに済ませましょう。
人間ドックでは胃の検査を行うことになるのが一般的です。
胃部X線検査にしても胃カメラにしても、胃の中に何かが残っている状態では詳しく検査を行うことが出来ません。
そのため前日の夕食は早めに、そして軽めに取るようにするのが良いでしょう。
胃の中に何も残さないようにするということが主な目的です。
万が一、胃の中に何かしらの内容物が残っている状態で胃の検査を行った場合、食物残渣の影響で詳しく診て行くことが不可能になります。
そのため特に注意すべき点であると言えます。
脂肪分の多い食事やアルコールは避けた方が良いでしょう。
人間ドックでは血液検査を行います。
その中には血中脂質の検査や肝機能の検査が含まれますが、それぞれ食事で摂取する脂肪分やアルコールの影響を受けることで知られています。
一定期間おくことで問題ないと考える人もいますが、信頼の出来る正確な情報を得るためには念のために気を配っておくのが正しい検査への姿勢であると言えます。
全く問題が無い理想的な条件下でどのような状態になっているかを検査することが重要であるため、大きな影響を及ぼしかねない前日の食事に関しては注意が必要であると言えます。
普段通りの生活を心がけましょう。
人間ドックの前には張り切って健康状態を作ろうとする人が少なくありません。
体重が多めの人は少しでも体重を減らそうとして2~3日ほど絶食をするという極端な人も存在します。
しかし不自然な生活は必ずと言って良いほど悪影響を及ぼすことになりますし、普段の生活による身体への影響を正しく測定することが出来なくなります。
そのため人間ドックの前だからと言って特別なことを行うのは逆効果であると言えるでしょう。
普段通りの生活を行う中で人間ドックを受けることにより、改善すべき生活習慣などが浮かび上がってくることになりますので、直前になって激しい運動をしたり、極端な食事制限をするなどということの無い様にすべきであると考えられます。
以上の様な注意事項を心にとめおき、人間ドックを行うことで有益な結果が得られるようにすることがお勧めされます。”