人間ドックの流れ【初心者必見】基本的なシステムについて
ここでは、人間ドックの1日の流れを追っていきます。
流れがわかると当日の検査の不安も軽くなるので、しっかり確認しておきましょう。
事前予約
まず、人間ドックを受けるには事前に予約を入れる必要があります。
電話、インターネット、施設の窓口で直接申し込む、の3つの方法があります。
インターネットでは、紹介サイトで提携の医療機関を確認することができます。
いずれの方法で予約した場合にも、受診する2〜3週間前くらいに受診案内書、受診票、検便容器、などが届きます。
受診票には既往歴や日頃の生活などを、指示に従って書いておきます。
検便容器には2日分の採取便を用意して、検査当日に持参するようにします。
当日の流れ
人間ドック当日は、検査を予約した施設に行って、そこで検便容器や質問票などを提出します。
ここでオプション検査など具体的な内容を確かめて、次に更衣室で検査着に着替え、検尿用紙コップを受け取ります。
尿検査では、生理中の女性はあらかじめスタッフに伝えておくようにします。
ここからが検査です。
検査では、まず採血、身体計測、視力測定をした後、肺機能検査を行います。
次に心電図検査を行い、心臓の状態を調べていきます。
腹部エコーで肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などを調べて、観察と診断を行います。
腹部エコーは妊娠中の人でも受けられます。
次に眼底、眼圧検査を行い、眼の状態を調べていきます。
最後に聴力を検査したら、医師による内科診察を行い、体の状態を確認します。
最後に胸部と胃部のレントゲンを撮り、一通りの基礎検査の終了です。
面接と保健指導
人間ドックの最後には、検査データをもとにして医師による個別面接が行われます。
受ける検査の時間によって検査結果の詳しさは変わりますが、保健指導では保健師と管理栄養士からも個別に日常生活のアドバイスを受けることができます。
これで基本は終わりですが、オプション検査を受ける場合には、骨密度測定や胸部CT(コンピュータ断層撮影)などが追加されます。
自分が何のオプションをつけたのかは、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
検査結果は、当日わかる内容もありますが後日通知される内容もあります。
がんの有無など時間のかかる検査は、後日郵送にて知らされるケースが多いです。
もし再検査になってしまったら、同じ検査を受けるのではなく、その病気のリスクに特化した検査をより精密な形で受けるようにするのが一般的です。