人間ドックでの医療機関の選び方について
人間ドックはいろいろな医療機関が行っており、どの医療機関を受診するかについては本人の意思で決定されます。
初めて受診される方はどの医療機関を受診すれば良いのかわからないことが多いので、人間ドックを行っている医療機関の選び方のポイントを解説します。
働き盛りの男性に最適な医療機関
30代から40代にかけての男性は、一家の大黒柱として重い責任を負っています。
働き盛りの時に病気をすると家族の生活を支えることができなくなりますので、年に一度は人間ドックを受診して病気を予防することが大切になってきます。
30代から40代の男性に多い病気は、肥満症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病ですので、内科の病院で実施されている人間ドックが最適です。
30代から40代になるとがんを患うリスクが年齢とともに高くなってきますが、内科の病院だと胃がんや大腸がんなどのがんの検査を受けることもできます。
若い女性に最適な医療機関
20代から30代にかけての若い女性は、乳がんを患うケースが多いので、婦人科やレディースクリニックが実施している人間ドックが適しています。
女性の人間ドックはレディースドックとも呼ばれており、乳がんや子宮頸がんなどの女性に多い病気を早期発見することができます。
レディースドックの選び方のポイントは、レディースフロアなどの設備が完備しているかや、医師や技師などの医療スタッフに女性がいるかなどが選ぶ際のポイントになります。
レディースドックでは胸やデリケートゾーンなどの恥ずかしい箇所も医療スタッフに見せることが必要になりますが、女医などの女性の医療スタッフが検査をしてくれる医療機関だと、緊張をすることなく、リラックスして検査が受けられます。
高齢者の人間ドックの選び方のコツ
人間は高齢になるほど病気のリスクが高くなるため、65歳を過ぎると1年に1度の頻度で人間ドックを受診することが望まれます。
高齢者が医療機関を選ぶ時のポイントは、認知症の検査が受けられる医療機関を選ぶことが大事になります。認知症は早期発見することができると症状の進行を遅らせることができますので、早期発見することがとても重要です。
MRI認知症ドックを行っている医療機関だと頭部MRI検査が受けられますので、認知症を早期発見することが可能です。MRI認知症ドックを行っている医療機関は心理学的検査も受けることができ、より詳細に認知症の検査をすることができます。