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脳ドックについて【ストレスの脳への影響や検査内容とは】

人間ドックは検査項目が一般健診よりも多く、普通ではわからないことも調べられる検査です。

ここでは、ストレスによる体への影響、脳に対しての影響、脳ドック、について見ていきます。

ストレスの体への影響

ストレスが脳へ与える影響で起こる確率が高いのが、脳卒中や認知症です。

適度なストレスは悪いものではありませんが、それが続けば常に緊張状態が続き、体は戦闘モードに入ります。常に戦闘モードに入っているということは、血圧が高い、脈拍が速い、という状態です。

逆に、この時リラックスモードの副交感神経は勢力が衰えている状態です。

副交感神経は消化器系の働きに関わっていています。緊張した時やイライラした時に胃が痛くなったり、下痢や便秘になるのは交感神経が優位になり、副交感神経の働きが弱められているからです。

脳に対してのストレスの影響

このような状態が続くと、脳を萎縮させるコンドロイチンという物質が分泌されるようになります。ストレスを感じている時に出るホルモンで、これが脳を萎縮させて認知症の原因になることもあります。常にイライラしている人は、そうでない人に比べて脳が小さくなっている可能性があります。

また、イライラは血圧を上げて動脈硬化を促進します。血圧が常に高い状態になっていると、その圧力に負けないように血管が硬くなります。すると弾力が失われて、血液が流れにくくなります。

脳に塞栓ができると、それが脳の血管を詰まらせて脳梗塞を引き起こしてしまう恐れもあります。脳梗塞は一気に起こらず、じわじわと広がるケースもあります。一日のうちで血圧の変動が激しい人は、じわじわと脳梗塞が進んで行く確率が高いです。

脳の状態を調べるプランは、全身ドックか脳ドック

人間ドックだけでは、脳の状態は調べません。全身ドックや脳ドックというプランでは、脳の状態も調べることができます。

ストレスによる脳の影響は、脳ドックでMRI(核磁気共鳴画像法)で調べることができます。脳の検査はほとんどMRIに頼っているといっても過言ではありません。

その他、人間ドックで脈拍や血圧、血液検査を行うことで日頃のイライラ度を調べられる可能性もあります。人間ドックは総合的な検診なので、脳の検査、その他消化器の検査によって総合的に体の状態を判断することができるのがメリットです。

日頃イライラしているという人は、事前に書く問診票に記入しておくと良いでしょう。人間ドックの最後に行われる医師との面談のときに相談しても良いでしょう。

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