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人間ドックでは思わぬ病気が判明することも

人間ドックは自分の体の健康状態を知るために行う検査です。健康診断を受けているから大丈夫、と思っている人は注意が必要です。
健康診断は簡易な検査のため検査項目が少なく、重大な病気を発見できないことも多くあります。健康診断をきちんと受けているからといって安心とは言えないのです。

癌の発見に人間ドッグが良い

人間ドックでは思わぬ病気が判明することがあります。
まず、代表的なものをあげると「がん」です。がんは現在、日本の三大死因の一つにも数えられている病気で、悪性腫瘍とも呼ばれています。

人間ドックではそのがんを早期に発見することができます。
人間ドックで見つかったがんのうち8割は早期がんというデータもあります。

がんは初期の段階では自覚症状が全くないことも多く、症状が現れる頃には末期の段階で手のほどこしようがないといったことも珍しくありません。
がんは発見が遅れれば遅れた分だけ治療に時間がかかります。また、完治したと思っても再発してしまったり、最悪の場合は亡くなってしまうこともある恐ろしい病気です。

その一方で、がんは早期に発見すれば完治の可能性が高くなり、治療にかかる期間も短期間ですみます。そのため、がんは早期発見することが一番重要です。
人間ドックには、女性特有の乳がんや子宮がんの検診もあります。

生活習慣病にも良い

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それから人間ドックでは、高血圧症や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病といった生活習慣病が判明することもあります。

高血圧症は、血圧が正常な範囲を超えて高い状態が続くことをいいます。脂質異常症は、血液中に含まれる脂質の割合が高い状態が続くことをいい、自覚症状がないのが特徴です。
糖尿病は血糖値が高くなる病気で、一度発症したら完治はしませんが、食事療法や運動療法、薬を服用するなどして血糖値をコントロールすることはできます。

その他の病気にも良い

その他にも、肝炎や肝硬変が判明することもあります。
肝炎は肝臓が炎症を起こしている状態のことをいい、自覚症状がないのでいつの間にか慢性肝炎や肝硬変、肝臓がんに症状が進行してしまいます。

肝炎なら治療をすれば完治することができます
肝硬変になってしまうと完治は難しいですが、進行を遅らせることは可能です。

また、痛風が判明することもあります。痛風は、尿酸が体の中に蓄積し、結晶になって激しい痛みを伴う病気です。突然痛風になるわけではなく、尿酸値が高い状態が続くことで高尿酸血症になります。尿酸値の検査が人間ドックには含まれています

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