人間ドックでやっておきたい「クレアチニン検診」
人間ドックは全身をトータルで検査することが出来るのが魅力です。
サラリーマンであれば職場の定期検診を受ける機会はあるかもしれませんが、全身をしっかり検査するには不十分です。
そのため、自分の体をしっかりと調べるために人間ドックを希望する人が増えてきています。
人間ドックは様々な検査を行う全身の検診です
人間ドックの魅力は何と言っても全身の様々な検査を一度に行うことが出来る検診であるというところにあります。
自分の気になっている部分だけではなく、全身の様々な部分をまとめてみてもらえるため、全く心配していなかったところに病気が発見されることもあります。
検査範囲が広ければ広いほど費用は高くなる傾向がありますが、予算とのバランスを考えて少しでも内容の充実したコースを選択するのが望ましいと言えるでしょう。
クレアチニンの検診で腎臓を調べよう
腎臓は職場の健康診断では中々調べることが出来ない臓器です。
体の内部にあるため、直接的に見ることはできません。
人間ドックではその様な内臓についても検査を行うことが出来ます。
例えば超音波を使って間接的に腎臓の状態を調べることも可能です。
しかしそれ以外にも血液検査で腎臓の機能を知ることもできるのです。
その様な検査の一つとしてクレアチニンと呼ばれる検査が注目されています。クレアチニン検査は血液を採取すればすぐに調べることが出来ますので非常に簡単であるという特徴があります。
そのため最も安価な人間ドックでも調べることが出来ます。
クレアチニンの結果を見ることにより腎臓の機能の状態をある程度把握することが出来ますので、健康状態を把握するには丁度良い検査であると言えるでしょう。
クレアチニンの結果値が悪かったら
人間ドックの本当の価値は結果を見てから何をするかというところにあります。極端に悪い数値であったらすぐにでも病院にかかり治療を受ける必要があるでしょう。
しかし正常範囲を少し外れた程度の状況であれば、食生活などを代表とする生活習慣の見直しが有効に作用するものであると言えます。
管理栄養士との相談を行い、腎臓に負担のかからない食生活の見直しなどを行うことも対応策の一つです。
腎臓機能はいったん低下してしまうと元に戻る可能性は高くありません。
そのため機能の悪化を如何にして止めるかが重要であると言えるでしょう。
そのためのきっかけづくりと、対応策の効果測定にクレアチニンによる検診は役立っています。