人間ドックのドックトーク

人間ドックは、ストレスや日常の過ごし方から受ける体の影響、これを数値化して把握する為の技術です。

特にストレスは、体に様々な影響を与えるので、ひっかかりやすい項目を理解して受ける事が大切です。

 

ストレスは血管を収縮させて血圧を高めます。

人間ドックでは、血管や血液の状態を調べたり、そこから病気の発症リスクや可能性を検証します。血管は、体の器官の中でも特にストレスを受け易く、人間ドックのひっかかりやすい項目の代表です。

ストレスが多く受けている人は、血管に対する負担が慢性化しているので、人間ドックでひっかかりやすい項目である事はむしろ利点です。

血管のダメージやストレスの放置を行えば、近い将来重大な病気を患う事もあり得るので、人間ドックを受けたりひっかかりやすい項目を知る事は重要な機会になります。

コレステロールは人間ドックと密接な項目です。

 

体内の脂肪を数値化するコレステロール値は、普段の食生活や運動習慣を調べる為の情報源です。しかし、油が多い食事や運動不足だけではなく、ストレスもコレステロールの値を上昇させる事があります。

人間ドックでは、結果から原因を推察したり対処法を考える事になるので、ひっかかりやすい項目である事は利点と前向きに考える事が出来ます。

ひっかかりやすい項目が人間ドックで指摘されれば、人は生活を見直す切っ掛けになるので、結果的に健康を実現出来る可能性が高まります。

コレステロールの上昇は、高血圧と共に病気のリスクを高める因子なので、危険信号を察知出来る人間ドックは年に一度の良いチャンスといえます。

その他の項目も客観的に状態を知る為の情報元です。

大きなストレスに触れて生活している人は、脳が萎縮したり脳機能の低下が問題になります。脳に関連するひっかかりやすい項目に異常が見られる場合は、客観的に状態を証明する証拠として役立つので、医者としては生活の改善指導を行う場合の説得材料になります。

一方で、肝機能や肺の異常な数値は、喫煙と関連しているひっかかりやすい項目なので、人間ドックの中でもタバコを止めさせる為の説得力として役立ちます。

ただ、実際に体の状態を変える事が出来るか、これは数値の結果を元にした医者に指導だけではなく、本人の意識改革を実現する事が不可欠です。

基準値から大きく外れる数値は、体が危険を訴えている証拠なので、項目と体の部位関係に加えて、数値の異常が意味するリスクを理解して対応する事が将来の健康に繋がります。