人間ドックのドックトーク

人間ドックとは、現段階では自覚症状が現れていないものの、検査を受ける事により病気を発見して、経過観察や精密検査を行う事によって病気の改善、予防を目的としたものを言います。

人間ドックと定期検診などとの違いとしては、人間ドックの方が検査を行う項目が多いといった点が挙げられます。
それだけに定期検診では見つける事が出来なかった病気などを発見する事も可能であり、より効果的な健康診断の方法であると言えます。

定期検診などよりも本格的で具体的な検査

特に内視鏡を使用して、胃がんなどの検査を行うといった事に特徴があり、定期検診などよりも本格的で具体的な検査が行われるといった特徴があります。
更には希望により、検査にオプションなどをつける事も可能であり、より広範で具体的な検査を受ける事が出来るのもこの検査方法のメリットであると言えます。

年代別には、30代から40代の方であれば2年に1回程度、そして50才以降の方であれば1年に1度の頻度で、この検査を受ける事が理想的であると言えます。

検査項目

検査項目としては、肥満状態を測る為に身体測定から始まり、その後に緑内障の有無などを調べる視力や眼圧検査、次に難聴を調べる聴力検査、肺がん、結核、肺炎などを調べる呼吸器、不整脈、血圧異常を調べる循環器、白血病、多血症などを調べる血液検査、感染症の有無を調べる感染症検査、肝臓がんや脂肪肝などを調べる肝臓検査、胆石などを調べる胆のうなどが続きます。

更には、慢性膵炎などを調べる膵臓検査、コレステロール値の数値を調べる脂質検査、糖尿病検査、腎臓検査、食道検査、胃の検査、十二指腸検査、そして便検査などといった内容になります。

更にはアレルギー検査といったものも検査項目に入れられており、近年では多くの方が検査を行っています。

アレルギー検査の方法

アレルギー検査の方法は、血液検査を始め、負荷検査、そして皮膚検査といった方法によって行われます。
最も一般的な方法は血液検査であり、採血を行い、それによりアレルギー症状の原因を突き止めるといったものです。

負荷検査は、花粉などや食べ物といったアレルギーの原因であるとされるものを摂取させた上で、その反応を見るといった方法です。
この場合は入院をした上で検査が行われる事が一般的であると言えます。

皮膚検査は、所謂パッチテストの様な方法で行われます。
アレルギー物質であると疑われるものを皮膚の上へと付着させ、皮膚の上で湿疹や痒みなどといった症状が現れないかといった変化を観察します。
これには数日の時間が必要になり、その為に結果にも数日の時間が必要になります。

そしてこれらの人間ドックは保険が適用されず、自己負担にて行われます。
勤めている会社などによっては助成金を支出してもらえる場合もある為に、事前に問い合わせをする必要があります。