自宅で出来る人間ドックとは
病気の早期発見や定期健康診断では実施しない多くの種類を検査項目として、全身の健康状態を確認するための検査が人間ドックです。
検査結果に問題がある場合には生活習慣の改善の指導や経過観察、治療までをする病院もあります。
人間ドックと健康診断の違い
特に体に異常を感じない場合には健康診断で十分と考えがちです。
確かに人間ドックと健康診断は現在の健康状態を明確にして、異常に対して早期発見と健康保持という目的は同じです。
健康診断は労働安全衛生法で1年に1度以上定期的に行なう義務付けがあるため、職場や住んでいる自治体で定期的に行なわれるものです。
人間ドックには法的な定義はなく、健康診断と比較すると検査項目が専門的で、検査の種類も多いです。
健康診断よりも総合的に精密な検査を任意で受けることができるため、健康保険の対象外が殆どです。
大きく分けると2つの検査項目
人間ドックは一般的な健康診断よりも検査する項目が多く、総合的に診断できます。
大きく分けると基礎ドックと専門ドックがあります。
基礎ドックは生活習慣病に関わる検査項目が中心で、健康診断の検査項目よりも詳細に調べることができます。
専門ドックはがん、脳、心臓など死亡リスクが高いものを検査します。
女性特有の病気も検査が可能です。
検査項目は、精密になるほど費用が多くなり時間もかかります。
自宅にいて人間ドックが可能
人間ドックは病院や検査センターなどに行き、1日コースや2日コースなど日程が必要になります。
ドックを受診したくても忙しくて受けることができない場合には、自宅に居ながら健康チェックが受けられるサービスがあります。
厚生労働省から承認されたキットで総たんぱく、尿素、中性脂肪、血糖、総コレステロールなど14項目調べることができるのです。
この検査によって動脈硬化、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などの検査が可能です。
自宅に居ながら健康チェックする流れは、webで必要事項を入力して申し込みます。
血液検査キットが届くため専用器具で採血します。
採血した血液はボトルに入れ、封筒に入れてポストに投函します。
ポストに投函してから約1週間経つと結果がメールで届くため検査結果を確認します。
人間ドックを病院などで受け、より詳細な検査結果を知るためには大切なことです。
しかし、健康に不安でも病院で健康診断を受ける時間が取れない場合などには、気軽に素早く現在の健康状態を把握する自宅で健康診断を受けることも検討すべきことです。