人間ドックは年に一回受けるものなのか?
人間ドックは一年に1回受けるものかどうか。
それは、年齢や性別、身体状況によって異なります。
なぜなら、それらの条件によって疾患の罹患率が変わるからです。
35歳以降は年に一回は受けるようにした方が良い
例えば、男性と女性では癌や血圧などの異常が頻発する年齢に差がありますし、30代前後までは急性の疾患が見られる事はあっても、定期的に受けるほどではないと言えます。
言い換えると、男女共に35歳以降からは徐々に人間ドックを受診する回数を増やしたり、年に一回は受けるようにした方が良いことは確かです。
更に自覚的に疲労や老化を感じている人や自覚していなくても日々の仕事が忙しく、休む暇もないというような人は、思い切って1年に1回は人間ドックを受診すると決めておいた方が良いでしょう。
これはあくまでもおおよその基準ですので、1年に1回でなくとも、半年に1回でも勿論構いません。
心身共に老化し始め、仕事も忙しいとなると3ヶ月〜半年くらいで身体内の状況がガラッと変わったりすることも珍しくありませんので。
心と体の休息時間が大切
大切なのは、人間ドックを受診することによって、早期発見早期治療ができること、また人間ドックを受診すると言う事は、日々の追われるような仕事や生活からたったの1日だけでも解放され、心と身体が休息する時間を持てることにあります。
特に日本人は大きなバカンスのような休息の期間が少なく、休みがあっても有給休暇があっても、仕事への責任感などから中々休めないのが現状です。
そういう時に、どのような理由であれば人間ドックを受診するという大義名分があれば、心置きなく休めると同時に、身体内部をしっかりと検査して、基準値から外れている項目があれば、その疾病治療を早期にできる利点があるのです。
食事指導や運動指導などもしてくれる
また、人間ドックを受診したけれども至って健康だったとしても、何らかの数値が基準値とは違っていれば、それぞれ食事指導や運動指導など様々な角度からアプローチ、指導してくれるのも人間ドックを受診する利点となります。
普段、自分の身体に意識を持っていても仕事が忙しければ中々受信出来ませんし、自分の身体に意識を持っていない人が大半な世の中だけに、このようなシステムを使ってしっかりと休養を取ることが、しいては仕事の効率も上がり、心身ともに健康になるきっかけ作りに大いに寄与することは間違いありません。
そして、年に一回ならずとも気づいた時に受ける事が望ましいのは当然ですが、少なくとも年に一回は受診しておくと更に安心できることでしょう。