人間ドックで生活習慣を見直しましょう
「生活習慣に気をつける」と宣言したとしても、3日もすれば食欲や惰性に負けて不健康な生活に戻ってしまいがちです。
普段から生活習慣に気をつけることができている人はいいですが、そうではない人は人間ドックを受けて生活習慣の見直しをしてみてはいかがでしょうか?
ここでは、人間ドックを受けるとどんなメリットがあるのか、生活習慣の見直しにどう役立てていけばいいのかを紹介します。
健康診断で十分?
一見すると元気そうな人でも、実は本人が気づかないほど小さな病気が進行していることがあります。糖尿病、高血圧、高脂血症などをはじめとして、多くの生活習慣病は初期症状に気づかないことがほとんどです。
かなり進行してからであれば、自治体や国が行っている検診でも症状を発見できる可能性はあります。しかし、命の危険性がある病気、特にがんは発見されないケースが多いです。
国の検診でのがん発見率が1000分の1とすると、人間ドックでは2.4倍高い1000分の2.4の確率でがんを発見することができています。
早いうちに不具合を見つける
がんのような命に関わる病気が見つからなかったとしても、こまめに人間ドックを受けておくことで生活習慣の見直しをしっかりできるようになります。
自腹で検診を受けるのと、国や市がお金を出してくれる検診を受けるのとでは心構えが変わります。せっかく自分でお金を出して検診を受けたなら、その結果を生かしたいと感じられるようになるからです。
もし胸部X線やCTなどで初期の肺がんが見つかったとしたら、今までヘビースモーカーだった人も禁煙を決意できるかもしれません。
「いつか健康的な生活にする」と先延ばしにしている限り、いつまで経ってもやらないものです。それよりも、人間ドックを受けて「ちょっとマズイ」と感じたほうが生活習慣の見直しと改善には踏切やすいです。
人間ドックではアドバイスも受けられる
人間ドックの検査が終了すると、医師や管理栄養士からアドバイスがもらえます。生活習慣の立て直しで改善できる状態であれば、その点を指摘してもらえるので、具体的に何をすればいいのかをはっきりさせることができます。
検査内容が詳しく知らされるのは後日ですが、検査機関で専門家のアドバイスを受けておくことは有意義です。
「一人で人間ドックに行くのは躊躇いがある」というのであれば、友達や夫婦で行ってもいいでしょう。お互いの健康をチェックするのに役立ちます。