人間ドックのドックトーク

医学の進歩によって、多くの病気は早期発見ができると治療することが可能になっています。昔は不治の病と言われていたがんも早期発見できると完治することができ、病気を早期発見することは健康で長生きすることに繋がります。

病気を早期発見するには定期的に健康診断を受けることが大切ですが、人間ドックを受けると身体全体をくまなくチェックすることができ、健康診断では見つけることが困難な病気も早期発見することができます。

人間ドックと健康診断の違い

人間ドックと健康診断は病気を早期発見することが目的である点では共通していますが、細かい点では違いがあります。

健康診断は会社勤めをしている人などは1年に1度の受診が法律で義務付けられており、無料で受診することができますが、人間ドックの受診は法的義務はありません。
受診する際は保険診療外になるため、実費の負担が必要になります。
費用は検査項目によって違いがありますが、2万円から5万円程度が標準的な費用です。

人間ドックを受診することのメリット

人間ドックを受診するには費用の負担が必要になりますが、費用に応じていろいろな検査を受けることができます。基本的には身体全体をくまなく検査することができ、脳疾患や心臓疾患、がんなどを早期発見することができます。

難病と言われている病気であっても、初期段階で発見することができると早期治療が可能になり、命を落とすことを防げます。特にがんはステージ1の病期の時に発見できると外科手術や内視鏡手術でがんを切除することができ、完治に繋がります。

人間ドックを受診する方の年齢

人間ドックは年齢に関係なく受診することができますが、高齢になるほど病気になりやすいので、中高年の人が受診することが多いです。
受診することが望ましい年齢層は30代や40代の働き盛りの世代の人で、一家の大黒柱が病気で倒れないようにするためにも受診することが望ましいです。

最近は若い世代の乳がんや子宮頸がんが増えており、20代後半から30代前半の若い女性ががんになるケースが増えています。

若い人のがんは進行が早いため、早期発見することがとても大事になってきます。
よって、20代後半から30代の若い女性も受診をすることが望ましく、受診をすることによって、子育ての大事な時期に命を落とすことを防ぐことに繋がります。

理想を言えば半年に1度程度の頻度で受診することが望ましいですが、1年に1度は受診することをお勧めします。